読書メモ『起業バカ Naive Entrepreneurs』著者 渡辺仁
読書メモ『起業バカ Naive Entrepreneurs』著者 渡辺仁
読書内容を箇条書きにしてみました。
【敗因】【実例】
❶仏壇の洗浄ビジネス➡閉鎖的空間であり市場拡大できず失敗
❷割安通信サービス➡技術革新のスピードが予想以上で、参入企業も多すぎた
❸変額保険のネット通販➡時期尚早でユーザー数が少なすぎた
❹半導体の微細加工ベンチャー➡資金不足でいつまでたっても下請けのまま
❺オーダーメード・スタッフのネット通販➡甘い見通しと少なすぎたスタッフ
❻英語のホームティーチャー➡同じ教室があちこちにオープン
【注意】
❶殺し文句は『出資金が1年で倍に!』無防備な団塊世代を狙う投資詐欺。フランチャイズは悪質なものが多いが、必ずしも詐欺ではない
【過去の巨額詐欺事件】参考p50
❶1987年 推定被害額2000億円
❷2002年 推定被害額1550億円
❸2001年 推定被害額1100億円
❹2000年 推定被害額950億円
❺1985年 推定被害額580億円
こうした悪徳投資やマルチ商法の参加人口は全国で400~500万人と言われている
(2005年4月にこの本は出版されています)
【詐欺一覧】 参考p53(新聞雑誌報道のデータに基づき著者が作成したものです)
2000年1月 会社設立詐欺
投資家集団が再就職に悩む中高年から会社の設立資金を詐取
被害者1000人 被害額30億円
ベンチャー企業への融資で高収益と騙し、会員から資金を詐取
被害者525人 被害額44億円
2004年4月 ESI投資詐欺
被害額25億円
2001年11月 平成経済企画融資詐欺
全国の中小企業経営者を相手に融資話で手形を詐取
2002年 4月 東京通販物流事件
仕事で使うパソコンの保証金名目でリストラ中高年から詐取