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10/1 読書メモ 「7日で作る 事業計画書」著者 赤羽雄二

訂正版

【事業計画作成のポイント】
一緒に事業を立ち上げる仲間、共同創業者候補などと徹底した議論をすること➡考えを深め、仮説を構築し、検証し、客観的な視点から事業計画を練り上げるのがGOOD

<内容>
❶解決すべき重要な課題
ターゲット顧客・ユーザー
❷事業ビジョンとその達成プラン
❸経営チーム
❹製品・サービスの内容と特徴
❺市場規模、成長性
❻事業戦略と競争優位性
❼事業規模と実現方策・シナリオ
❽利益を上げる仕組み(ビジネスモデル)
❾組織体制
❿実行計画
⓫2年間の月次収支計画(売上、入金、支出、月次収支、月末口座残高をわかりやすく並べたもの)
⓬資本政策

【事業計画作成チェックリスト】
<事業ビジョン>
【1】
❶わくわくするビジョンを描けたか?
❷自分たちは何をしたいのか?
❸それがどんなに素晴らしいのか。
❹なぜ自分たちなのか明確に表現されているか?
【2】
❶事業ビジョン達成のステップを上手く分けて2~3段階でかきわけられたか?
❷その中に市場の全体観とダイナミックな構造変化が的確に表現されているか?

<事業、事業戦略>
【3】
❶〝具体的な製品・事業内容〟は素人にもわかりやすくイメージが持てるよう、明確に描けたか?
❷ビジネスモデルも明確でわかりやすいか?
【4】
❶顧客・ユーザー特性、顧客ニーズを的確に把握できたか?
❷顧客の姿がはっきりと浮かび上がってくるか?
❸どんな顧客がどのくらい切実なニーズを抱えているのか
❹どうやって購入決定するのか?
❺市場規模がどれくらいなのか?などが的確に押さえられているか?
【5】
❶自社の強みが適切に整理されたか?
❷〝なるほど、これはすごい、こんなに強いんだ〟と感じられるか?
❸〝勝ち続けるための独自の優位性〟は明確に述べられているか?

【6】
❶競合の動きは的確に押さえられているか?
❷始めてから『こんなはずじゃなかった!!!!』というサプライズがないよう、〝競合把握〟の努力が十分されているか?

【7】
なるほど、これなら実現しそうだ、いかにもできそうだと思える事業戦略になっているか?
➡具体的には・・・!!!
❶成功の〝鍵〟が明確。どう実現するか考え抜かれているか?
❷これなら確かに他社よりずっと売れそうだと納得できるか?
❸〝実現手段〟〝資源配分〟〝実現ステップ〟が『明確で』『安心』できるか????
【8】
❶製品ロードマップ、技術ロードマップが明確か?
❷なるほどこういう風に開発が進むんだな、よく考えているなと納得できるか?
【9】
❶こういう会社とこんなにうまく〝提携〟してやっていくのか
❷これなら〝人の力〟を上手く利用して『自分の強み』に徹底集中できるな
<実行体制、実行計画>
【10】
❶製品・サービス開発体制、調達、生産体制は明確か?
❷建前論、精神論でごまかしてないか?
【11】
マーケティング、販促体制がしっかりとしているか?
❷〝誰が〟〝どういう風に〟具体的に進めるか、わかりやすく書かれているか?
【12】
❶経営課題が明確か?
❷経営課題に対する、メンバーの認識が十分一致しているか?
❸経営課題の解決が〝事業ビジョン達成〟に〝直結〟するか?
【13】
❶重要な課題に対してきめ細かく〝実行計画〟が作成されているか?
❷それが〝確実に進歩フォローされるように〟なっているか?
❸必達目標は明確か?
【14】
❶〝売上・利益計画〟の〝前提条件〟がベースケース、保守ケースとも納得できるレベルで明確に整理されているか?
【15】
❶最低半年~1年先までの〝資金繰りの目途〟があるか?
【16】
❶事業上、どういうリスクがあるか整理し、最悪の場合どうするか考えたか?

【事業計画書に多くみられる問題点】
❶理由の問題
・なぜその分野か
・なぜその事業ビジョンを追求しようとするのか の検討不足、説明不足
・本気でその問題を解決したいのか、本気で狙っているのかよくわからない
❷事業モデルの踏み込み不足
・この事業がなぜ成長し、事業として大変魅力なのか 検討不足で説明不足
・技術が素晴らしい、アイデアが素晴らしいというだけでは事業の成功とは必ずしも直結しない➡〝ほかに満たさなくてはならない条件〟がいくつもある
❸顧客ニーズの把握不足
・顧客ニーズの把握が甘く、
・実際どのくらい切実なニーズがあるか、
・顧客(顧客といっても、一筋縄ではなく、ニーズによっていくつものセグメントにわかれる)によってニーズがどのくらい異なるのか、
・何が決定的に重要なのか、
・いつどうなれば本当に購入してもらえるのか

検討不足、説明不足だ

【重要】顧客といっても、一筋縄ではなく、ニーズによっていくつものセグメントにわかれる

❹事業立ち上げの詰めが甘い
・事業を〝どう〟立ち上げるのか検討不足、説明不足だ
・〝事業計画が数値計画主体で、内容がほどんどないことが多い〟
・数値計画はどうにでも作れるので、それをいかに細かく作ってもあまり意味がない
・数字に〝根拠〟があればもちろん価値があるが、そういう〝数値計画はまれだ〟
・そもそも新たに始める事業で数字が根拠をもっていることは難しい
・数字合わせをするあまりに、〝事業そのものをどう立ち上げるか〟〝どこをどう始めるのか〟〝どうやって体制を作るか〟などの本質的な議論がほとんどない

❺競争優位の踏み込み不足
・自社製品・サービスが市場導入される時点までに登場するであろう競合の〝新商品〟との比較ができていないことが多い
・自社製品・サービスが【どのくらい優れていて】【どうやって今後さらに差を開いていくのか】【勝ち続けていくのか】ほとんど感がられていない
・競争優位の根拠として挙げられるのが〝特許数件〟のみで、【その特許がなぜ競合優位性の源泉になるのか】【他社がなぜ回避できないのか】検討も説明も不足していることが多い

❻売上・利益計画の踏み込み不足
・根拠が極めて薄弱な売上・利益計画がほとんど
・【どのくらい売れそうか】
・【どのくらい売るつもりなのか】
・【顧客候補への売上予想の積み上げがなく、あるいは類似商品の市場把握がされておらず】
・消費者むけのサービスの場合、消費者のニーズや行動パターンの把握が甘く、〝需要を読むベース〟が全くみえない
・どのくらい売れても不思議ではないのか
・そうならなかったときはどうすべきなのか
・シナリオを考えることもしていないことが多い

❼メッセージ不足
・言葉が短すぎて何を言いたいのかわからない
・明確なメッセージではなく、項目・箱だけを列挙している
・言いたいことの一部のみを書いているので本人以外ほとんどつたわらない
・言いたいことが多すぎて、整理されていない
・本人でなければ何度読んでも頭に入りにくい
・事業計画の重要な前提条件が抜けている

❽気合不足
・書いた本人が事業計画の内容を信じておらず、絶対実現しようというコミットもないことが多い
・何としても事業を成功させるという迫力のなさ